2018年09月03日 17:00更新

 
台風はきょう午後0時現在、南大東島北東の約200㎞の位置にあり、非常に強い勢力を維持したまま、自転車くらいの速度で北西に進んでいる。
実は今回の台風は、昭和36年9月に発生した第2室戸台風と勢力や進行方向が非常によく似ているとされている。当時は新潟県内でも樹木や電柱が倒れるほどの暴風が吹き荒れ、多くの死傷者も出ている。今回もその規模に匹敵する恐れのある台風だ。

上越地方への影響は……？

台風はあすの昼頃、おそらく四国から近畿地方付近に上陸するとみられている。その後、急に速度をあげて、あす夜7時ごろに上越地方に最接近する見込み。

このためあすの上越地方は、昼頃から次第に南寄りの風が強まってくるでしょう。台風が近づく夕方以降は風に向かって歩けないほどの暴風になると見られている。また横殴りの雨にも警戒が必要だ。ピークとなる時間帯は、風はあす夕方から夜遅くが最も強まるでしょう。雨はあす夜から5日の朝まで警戒が必要になりそうだ。

情報提供：SnowCast

上越市では暴風対策の他、大雨による河川の氾濫、土砂災害に備え、ハザードマップで指定避難所の場所や避難経路を確認するとともに、次のことに注意するよう呼びかけている。

・不要急の外出は控える
・河川や海には近づかない
・テレビやラジオ等で気象情報を確認
・屋外にある物品などは、あらかじめ家の中や施設内に収納
・市から避難情報が発表されたら、早めの避難を心がける
・夜間の豪雨で外への避難が危険な場合は2階以上へ避難する垂直避難も有効。土砂災害が懸念される場合は2階以上で、斜面から反対側の部屋へ避難
・強風時の火の取り扱いは、延焼により大きな被害が出る可能性が高いため、火の取り扱いには十分注意