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災害図上訓練“DIG”を活用 児童が身近な危険を再確認

2018年09月05日 11:41更新

ゲーム感覚で防災について学ぶ取り組みが、4日に糸魚川市立青海小学校でおこなわれた。

この取り組みは、いつどこで起こるかわからない災害を身近なものととらえ、防災について考えてもらおうと、インフラメンテナンスの専門技術者でつくる『ME新潟の会』が企画した。この日は青海小学校の5年生16人が県内では初となる、小学生を対象とした災害図上訓練「DIG(ディグ)」を活用して、防災対策について話し合った。

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「DIG」とは、Disaster(災害)・Imagination(想像力)・Game(ゲーム)の頭文字。大きな地図に、ペンやシールを使って避難所や危険な場所などを書き込み、それをもとに防災対策を検討するというもので、岐阜市や浜松市の小学校などでは積極的に取り入れられている。

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今回児童に与えられたテーマは“大雨が降った場合、地域で危険な場所はどこかを考える”。はじめに児童は土砂崩れの仕組みや災害の恐ろしさなどを学んだ。アドバイザーとして招かれた新潟大学工学部の保坂吉則助教は「地図を見ると、どこが危ないか想定できる。そこを理解して今後の防災に活かそう」と児童に呼びかけた。

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I2903青は川 紫は通学路

続いて児童は、住んでいる地域ごとに分かれ、地図で学校や自宅の位置を確認した後、通学路や川をペンでなぞった。

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その後、土石流や崖崩れなど、危険か所に色が付けられたシートを地図に重ね、災害が起きた時に、どのルートで避難所まで行けば良いかなどを確認した。児童は「普段何も気にすることなく通っている場所だが、実は危険が潜んでいることがわかった」「災害時は(不用意に外に出ず)家にいた方が安全だということが分かった」など、地図をもとに意見を出し合い、避難所までの回避ルートなどを確認していた。

『ME新潟の会』の荒木 克 会長は「糸魚川は災害の多く、さらに青海小学校は山に囲まれている。子どもたちに災害に対して理解して、考えてもらうきっかけになれば」と話していた。

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