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確実な救助には何が必要か 鵜の浜海岸で水難救助訓練

2018年07月10日 05:30更新

4年前、柿崎区の上下浜海岸で5人が亡くなった水難事故を受け、頸北消防署は9日、新潟海上保安部立ち会いの下、鵜の浜海岸で救助訓練を行い、その内容を検証した。

訓練は、釣りをしていた男性が岸から20mほどの所でおぼれている想定で行われた。頸北消防署の署員がロープを使って引き揚げようとするが届かない。

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頸北署 猪俣忠署長は、「頸北署は海岸線を預かる消防署。しかし本来陸上隊としての活動が基本。極力入水しないようにと指示されている」と話す。

陸上から救助できない場合、通常は、高田地区にある消防本部から水難救助隊が出動。しかし、鵜の浜海岸までは30分以上かかる。そのため、今日は、頸北消防署の署員が服を着たまま体にロープを巻きつけて海に入った。

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頸北消防署の管内では、4年前、上下浜海岸で長野市の子ども3人と大人2人が亡くなる水難事故が発生。事故をうけて、頸北消防署では迅速で確実な救助が課題となっていた。

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9日は、新潟海上保安部と上越海上保安署の職員が訓練に立ち会い、その実効性を検証した。

上越海上保安署からは、救助にあたった頸北署員に「着衣のままで動きやすさはどうだったか」と質問があった。頸北署員は「やはりウェットスーツではない分、動きずらいが、署にはない」と答えた。

それに対し新潟海上保安部からは「9日のような好天候であれば可能かもしれないが、これが波2mの場合、着衣で救助ができるのか?マスク・シュノーケル・ウェットスーツなど最低限必要」と厳しい意見もあがった。

猪俣忠署長は「必要最低限の資機材は要望していく」との上で、海水浴シーズンが始まっているなかで「4年前の痛ましい惨事からもう4年。子ども連れの場合、絶対に目を離さず、一人ひとりが事故防止の意識を持って」と呼びかけていた。

 

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