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若手農家が麦を栽培 増産・販路拡大目指す

2018年07月06日 09:35更新

上越地方では珍しい麦の栽培に頸北地区の若手農家が取り組んでいる。麦秋をむかえ、5日は収穫した麦の選別作業が行われた。 

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麦を育てているのは柿崎・吉川・大潟の若手農家11人でつくる“いぶきの会”。会では農家の収入増加につなげようと昨年から麦の栽培を始めた。会の平野雄二 代表は「昔から様々なことをやってきたが、会員数の減少で、会の作業がなくなっていたので、何か復活させようとなった。会員の1人がイチゴの栽培をしていて、加工もしている。ケーキやパンづくりと一緒に使えると思い、麦をつくることにした」と。

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収穫した麦の品種は“ゆきちから”。寒さや赤かび病に強く、強力粉として主にパンづくりに向いている。会では昨年秋に種を撒き、6月26日収穫した。今年は昨年より50kg多い約200kgだった。

5日に選別作業が行われ、機械を使ってゴミや殻を取り除いた。収穫した麦は7月下旬ごろから市内レストランに卸される他、JAえちご上越の直売所“あるるん畑”でも販売される。

同会の平野会長は「麦の面積は5畝しかないので、理想はもっと増やすことができれば。あるるん畑ではさばける量が限られるので、可能であれば飲食店と結びついていければ」と増産や販路拡大を目指している。いぶきの会では収穫した麦の一般販売も行うということ。

■問合せ:℡080-1249-1985(いぶきの会 渡辺さん) 

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