2018年06月24日 17:31更新
上越市板倉区針観音堂
上越市の文化財に指定されている板倉区針観音堂の秘仏が、今年8月、33年ぶりに御開帳される。これを前に24日、地元の人たちが秘仏の確認を行った。
この幕の向こうに秘仏が安置されている
この秘仏は、阿弥陀仏1体と市の文化財に指定されている観音像33体のあわせて34体。室町時代のものと見られ、弘法大師の作との言い伝えがある。いずれも石造で、高さ約55センチ、幅約41センチ。普段は観音堂の奥に安置され非公開だが、33年に一度御開帳される。
今年は御開帳の年にあたることから、24日、地元住民でつくる奉賛会のメンバーが無事に保管されていることを確認したほか、御堂の清掃をして、御開帳に向けた準備を行った。
奉賛会によると御開帳のときには、毎回地域をあげての催しが開かれる。
前回昭和60年のときは、旧板倉町の仏教会が協力して稚児行列をおこなったほか、前々回の御開帳のときには相撲の興行があり、近郷近在から大勢の人が訪れたという。
今回の御開帳は、8月10日(金)から16日(木)まで、板倉区針の観音堂で行われる。11日(土)にはイベントの開催や露店も出店する。御開帳奉賛会の林賢二会長は、「イベントでは、地元中学生のブラスバンドの演奏や大道芸も披露される。多くに人に来てもらい、板倉区針の歴史に触れてほしい。」と話していた。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.