2018年06月14日 17:22更新
上越市は、老朽化した上越地域医療センター病院を現在地のまま改築する方針で、その建設費用はこれまで検討してきた移転案に比べて20億円低く抑えられることがわかった。一方で完成には8年かかる見込みだという。
これは14日に開かれた上越市議会厚生常任委員会で報告された。それによると、センター病院の移転先としてこれまで検討してきた上中田と大和6丁目で改築した場合の事業費は、それぞれ104億円、108億円となる。
それに対して、現在地で改築した場合、事業費は最大84億円ほどとなり、20億円程度低く抑えられる。また、改築後の経営収支について、純利益が開院から6年目以降には黒字になる見通しで、安定した経営ができることが報告された。
一方で課題もある。工事期間は他の候補地と比べて2倍と長く、完成は8年後の2026年の見込み。その理由は、比較的新しい南病棟を壊さず活用しながら、工事を進めるためだ。市では今後、工期や事業費を圧縮できるかどうか、さらに検討していくという。
また、幹線道路から病院への道幅が狭いため、これを広げる他、南側からも病院に入れる新しい道路をつくる方針だ。
市では改築の基本構想案について今月18日から1か月間、パブリックコメントを募集する。
※2018年6月14日(木)ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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