2018年05月18日 13:58更新
妙高市で今年12月、戦国武将、上杉景虎をモデルにした創作オペラが上演される。17日に制作発表の記者会見があり、景虎の妻、華姫役を上越市出身のソプラノ歌手、高橋 維さんが演じることになった。
写真中央右:上越市出身ソプラノ歌手 高橋 維さん
このオペラは妙高市文化ホールの開館35周年を記念して、妙高文化振興事業団が企画し、12月9日に上演される。題名は『景虎』、妙高市の鮫ヶ尾城で無念の生涯を終えた戦国武将、上杉景虎が主人公。
景虎の伴侶、華姫役を演じる高橋 維さんは、高田高校を卒業後、東京芸術大学大学院独唱専攻を修了した。ソリストとして活躍する一方、3年前二期会オペラにデビュー、平成28年度 五島記念文化賞のオペラ新人賞を受賞した。
オペラの脚本と作曲は公募され、全国から寄せられた4 作品から選ばれた。この創作オペラには市民合唱団も加わることができる。現在30人ほどの応募があるが、男性がきわめて少ない状況。きのうの会見では作曲者の根本卓也さんが合唱への参加を呼び掛けた。
物語は2部構成で、後半の2部では跡目争いの御館の乱、景虎が鮫ヶ尾城に逃げ、華姫と共に生涯を終えるまでが描かれている。合唱団を含め、オペラの稽古は7月から本格的に始まる。
妙高市ではオペラ文化を市に根付かせようと助成金を利用しながら定期的に上演を続けている。今回の創作オペラは5年ぶり2回目になる。
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