2016年10月18日 17:41更新
上越警察署は銃砲刀剣類所持等取締法、いわゆる銃刀法違反で58歳の男から押収したサバイバルナイフなど約170点を、10月18日に報道陣に公開した。上越警察署によると一度にこれほど多くの刀剣類が押収されたのは大変珍しいということ。
公開されたのは、刃渡り24㎝のサバイバルナイフや刃渡り30㎝の殺傷目的の軍用ナイフなど約170点。なかには、刃渡り45㎝の刀や手裏剣(しゅりけん)、鎖の先に分銅がついた古典的な武器もある。
これらは、今月7日に上越市内に住む58歳の男の車の中から見つかったもの。男はその場で銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕された。警察の調べに対し男は、趣味のため10年以上前に県外のミリタリーショップや雑誌の通信販売で購入したほか、金属を削って自分で作ったことを認めている。上越警察署では、管内で一度にこれほど多くの銃刀法違反の刀剣が押収されたのは珍しいとし公開した。
銃刀法では、正当な理由もなく刃渡り6㎝以上の刃物を持ち歩くことを禁止している。しかし、ネットや通販では購入できることから、警察ではむやみに刃物を所持したり持ち歩かないよう注意してほしいと呼びかけている。