2018年04月22日 22:18更新
18日から始まった真宗大谷派の高田教区親鸞聖人七五〇回御遠忌法要で、22日、記念大会が上越文化会館で開かれた。この中で、本来、京都の東本願寺でしか見ることができない「坂東曲(ばんどうぶし)」の一部が紹介された。
「坂東曲」は本山・東本願寺の法要、報恩講の最終日に行なわれる伝統のお勤め。僧侶が念仏を唱えながら体を前後左右に大きく動かす。高田教務所長、荷葉一浩さんによると、親鸞聖人が流罪で京都から越後に向かう途中、船の中で揺れながら念仏を唱えたことが由来のひとつとされている。
高田教区では「坂東曲」を多くの人に知ってもらおうと、東本願寺に今回、特別に許可を得て一部を実演、紹介した。高田教区によると、「坂東曲」を紹介したのは、全国でも3か所ほどで珍しいという。
記念大会にはおよそ1,500人が参加した。参加者のひとりは「坂東曲」について、「なかなか見られないので感動しました」と話した。御遠忌法要は、23日(月)と24日(火)に新井別院で営まれる。
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