2018年04月08日 10:25更新
老朽化により建て替え工事が進められていた上越市柿崎区馬正面の八幡神社がこのほど完成し、神様を本殿へ戻す遷座祭が7日に開かれた。
新しい八幡神社は以前より13m低い土地に建てられ、住民が参拝しやすいようになった。もともとあった彫刻の施された柱は磨きあげ、新しい社殿に使われている。境内は、これまでより広さが2倍になり、町内の祭りや子どもたちの遊び場として利用される。
7日には祀られている神様を本殿へ戻す遷座祭が開かれた。町内の住民など約80人が集まり、御神体を仮宮から本殿へ運んだ。八幡神社改築委員長の小林忠夫さんは「約120年ぶりの建て替え。嬉しくて涙が出る。こんなに嬉しいことはない。」と神社の完成を喜んだ。
八幡神社は、約150年前に建てられた。改築や修復を続け現在の社殿は、約120年が経っている。地震などの被害で老朽化が進み、9年前から町内会などが建て替える計画を検討してきた。
費用は、10年間町内の住民で貯めてきた他、馬正面町内出身者からの寄付などでまかなわれた。馬正面町内会の小池清会長は「小さな集落でこれだけのことをよくやったと思う。新しい神社で部落の親睦と団結が深まるということで大変嬉しい」と笑顔で話していた。
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