2016年12月20日 17:02更新
最新の雪室で農業の活性化を図るプロジェクトが本格始動し、20日JAえちご上越の「あるるんの杜」に設置された雪室に雪が運び込まれた。
JAえちご上越「あるるんの杜」に今年の夏に設置された最新の雪室「雪と冷気のハイブリット雪室」。同店で販売する雪室野菜や雪下野菜の認知度をあげること、そして雪室商品のブランド化を進めるために設置された。高さ3.8m、幅4.8m、奥行き12mあり、雪を入れるコンテナと農産物を入れるコンテナ2台をつなげたつくり。
雪室では、雪が入ったコンテナの冷気を農産物の入ったコンテナに循環させることで、気温や湿度を一定に保つことが出来る。同店よると、このような仕組みの雪室を使用するのは全国でも初めて。雪室で保存した野菜は、甘みが増し、素材そのものがさらにおいしくなるということ。
20日は安塚区樽田のJAの倉庫から約2トンの雪が運ばれ、さっそく農産物が保存された。あるるんの杜では、来年1月7日から行われるイベントで、雪室野菜の加工品の試食が行われるということ。今後は雪下野菜を加工したスイーツの販売に加え、雪室で保存した雪室野菜の加工品が店頭に並ぶ予定。
※2016年12月20日 ニュースLiNKで放送 18:30~