2018年03月01日 13:24更新
上越地域医療センター病院の改築について話し合う5回目の基本構想策定委員会が2月28日開かれ、候補地の第一選択肢を現在地としたものの委員の意見は結局まとまらなかった。
上越地域医療センター病院を改築する場所は、現在地の南高田、山ろく線沿いの上中田、上越妙高駅近くの大和6丁目の3か所が候補にあがっている。
28日の会議では現在地を推す意見として、慢性期医療や在宅復帰を支援するセンター病院には利用者が慣れ親しんだ療養できる空間が必要。周辺道路の整備でアクセスの悪さは解消できる。といった声が上がった。
一方、移転を推す意見としては、新幹線駅に近いことでほかの病院と差別化し、選ばれる病院にすべきなどが出た。
また、建設コストが現在地で80億円前後、上中田や大和6丁目では100億円を超えるとされることについては、職員が将来にわたり継続して働くためにも借金は少ないほうが望ましいとする意見や、採算が取れなくてもセンター病院にしかできない役割を伸ばすため必要なコストをかける覚悟があるか、といった意見などが出された。
結局、候補地の第一選択肢を現在地としたものの意見の集約には至らず、最終的な判断を市長にゆだねることになった。
委員会では、3月下旬に基本構想案をまとめ市長に提出することにしている。
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