2018年01月05日 15:34更新
上越地域消防事務組合の管理者を務める上越市の村山市長が5日、年初めにあたり職員に訓示を行い、沈着機敏に対応できる能力を身に付け想定外にそなえるよう呼びかけた。
訓示には、上越管内の6つの消防署と2つの分遣所からおよそ70人の職員が出席。この中で市長は、去年8月の市役所第2庁舎の火災を例に上げ、「緊急時にこそ沈着機敏に対応できるかが問われている」と述べ、災害から学び次に備える繰り返しの中で英知を養うよう呼びかけた。
さらに村山市長は30年度に新しい消防庁舎が着工されることにも触れ、さらなる組織力の強化や人材育成の充実を求めた。
上越消防本部によると、去年管内で発生した火災件数はおととしよりも2件少ない48件で、6年ぶりに50件を下回った。しかし、年末年始に4件の火災が相次いで発生していることから、消防では10日から始める予定だった冬の火災予防運動を前倒して4日から開始し、広報活動に力を入れている。
消防の担当者が火災予防のポイントとして力を入れていたのが、電気配線。
暖房器具を使うことで負荷が大きくなることに加え、カーペットの下にあるコードの上にいすやテーブルの足を乗せて圧迫し、知らない間に熱を帯びることがあるからだ。
「皆さんのご家庭でも、ぜひ電気配線の安全確認をお願いします。」
と呼びかけている。
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