2025年03月06日 18:09更新
上越市をオリジナル曲で応援する上越商工会議所青年部のアマチュアロックバンド「ぷっつんOjisan(おじさん)」が6日(木)、新曲とミュージックビデオを発表しました。
タイトルにもなっている「しゃつける」は、上越の方言で「愛情をこめて叱りつける」いう意味があります。
歌詞は「あせっくらしい都会はたいそだねっか」、「こっちでじょんのび暮らそっさ」、「しゃつけてくれないか いつまでも帰ってきないや 今すぐに」など、都会で暮らす上越出身者にふるさとに帰るよう呼びかける内容です。
リーダー中々村新田トオルさんは「叱ってくれる人は都会にはいない。地元に帰れば叱ってくれる人がいる。ひとこと言ってくれる人がいるのは大事。これが帰ってきないに結びつけた」とその意図について説明しています。
アマチュアロックバンド「ぷっつんOjisan(おじさん)」は、音楽経験のある上越商工会議所青年部の有志で2年前に結成されました。現在のメンバーは9人で、114年前に日本にスキーを伝えたオーストリアハンガリー帝国の軍人、レルヒ少佐をオマージュした口ひげをつけています。
これまで「観桜会」や「レルヒ祭」など市内のイベントに出演してきました。
デビュー曲は上越市のふるさと納税を呼びかける内容でしたが、新曲はさらに踏み込んで「人口減少問題」を正面から取り上げました。しかし、テーマは地域の大きな課題になっているため、ことば選びに苦労したということです。曲は試行錯誤の末、1年がかりで完成しました。
また、ミュージックビデオを作りました。撮影は今年1月から1か月ほど謙信公武道館や鵜の浜海岸、うみがたりなど上越市内各所で行われ、市民100人以上が出演しました。
ラストシーンは東京駅の前でこの動画を見る青年の姿です。ここにはメンバーのある思いが込められています。
中々村新田さんは「これをきっかけに故郷を思い浮かべ、帰る日数が増えたり、住んだりすれば、人口減少で大変な上越にも明るい未来があるのではないか」としています。
ミュージックビデオはYoutube「ぷっつんOjisan」の公式チャンネルで公開されているほか、楽曲は上越商工会議所青年部のホームページからダウンロードできます。
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