2025年02月26日 18:03更新
北陸新幹線上越妙高駅の発車メロディーでも知られる「夏は来ぬ」を手掛けた上越市大潟区出身の作曲家 小山作之助が、ことし生誕から160周年を迎え、記念の式典が大潟コミュニティプラザで開かれました。
式典は大潟区出身の作曲家 小山作之助の生誕160周年を記念して開かれました。はじめに作之助の生い立ちや功績が紹介されました。
1864年1月、現在の大潟区潟町に生まれたあと18歳で上京し、東京芸術大学の始まりとなる文部省音楽取調掛に進んで音楽を学びました。
作之助が作曲したのは上越妙高駅の発車メロディーにもなっている「夏は来ぬ」など、生涯で1000曲以上と言われています。作之助は作曲活動を続ける一方で、音楽教師の育成に励み、音楽教育の必要性を説いたことから「日本音楽教育の母」と呼ばれました。教え子には滝廉太郎などがいます。
式典では東京芸術大学音楽学部声楽家の卒業生で、新潟市出身の梅澤ゆきのさんが小山作之助にゆかりのある9曲を歌いました。
梅澤ゆきのさん
「音楽はすてきだと思った。(小山作之助の曲は)内容があって素敵な曲で学べてうれしい。『夏は来ぬ』という曲をはじめ、後世につなげていくために歌い続けたい」
続いて、地元の合唱サークル「コーラスおおがた」と潟町町内会が合唱しました。会場には地元の人など140人ほどが集まり、最後は全員で「夏は来ぬ」を歌いました。
訪れた人
「気持ち良かった。作之助は地元の人だと知っていたが歴史的なことを知るのは初めてだったから新鮮」
訪れた人
「私たちにとって自慢の人。知らないことばかりだった。わかって良かった」
小山作之助生誕160周年記念事業実行委員会
「きょうは良い会だった。日本の音楽の原点が大潟にあったという気がしてならない。自慢なのでアピールしていきたい」
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