2025年02月21日 18:27更新
きっと、野菜が好きになる!
子どもたちに野菜嫌いを克服してもらおうと県立高田農業高校の生徒が絵本を手づくりしました。市内の保育園などで読み聞かせをして野菜の大切さを伝えています。
これが高田農業高校の生徒が作った絵本「ピーたろうのおもい」です。
野菜が苦手な保育園児の男の子がピーマンの「ピーたろう」、トマトの「とまこ」など野菜の妖精たちと交流することで、野菜に栄養があることなどを知る物語です。
作ったのは高田農業高校で野菜を育ててきた3年生8人です。絵や物語はすべて生徒が手がけました。制作期間は去年の6月から夏休みまでの2か月ほどです。絵本は全部で22ページあります。
県立高田農業高校3年生 池嶋夢稀さん
「野菜嫌いを克服してほしい。絵本は1人で読めて、親子で食育の話をすることができるから作った」
生徒は絵本ができたあと、上越市内の保育園やこども園で読み聞かせを3回してきました。21日はひがししろこども園で年長と年中園児48人を前に、3年生の横山玲奈さんと池嶋夢稀さんの2人が読み聞かせをしました。
園児
「楽しかった。ピーマンが嫌いと言われてガーンとなっているところ」
園児
「毎日野菜が出たら残さず食べようと思った」
県立高田農業高校3年生 横山玲奈さん
「子どもたちに読み聞かせたら、思ったより良い反応をもらえた。読み終わった後も本の感想を言ってくれた。きょうの機会をもらえて良かった」
絵本はこれまで市内8か所の保育園やこども園におよそ30冊寄贈されています。
この日読み聞かせをした横山さん池嶋さんの2人は将来保育士を目指して進学します。ぜひ子どもたちを野菜好きにする活動を続けてください。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.