2025年02月19日 07:59更新
サメ肉で作ったこだわりのつみれ入り!
上越市の発酵食品、酒かすやみそを使ったご当地グルメ「さかきん発酵鍋」づくりに上越市立上雲寺小学校の5年生が挑戦しました。
上雲寺小学校5年生10人は、総合学習で上越市の魅力を探り市内でさかんな発酵食品を学んできました。去年9月、本町4丁目にある杉田味噌醸造場の協力でみそを作り、18日(火)はこのみそを使って「さかきん発酵鍋」を作ることにしました。
「さかきん発酵鍋」は、上越市出身で応用微生物学の世界的権威、坂口謹一郎博士にちなみ、発酵食品の酒かすや地元の野菜、魚介類などを使うことを条件にしたご当地グルメです。
講師は上越教育大学の大学院生、光松修平さんが務めました。光松さんは大学の文化祭で、オリジナルの「さかきん発酵鍋」を作り販売した経験があります。
雪下野菜のニンジン、ダイコン、ネギなどを切ったり、鶏肉を30分ほど塩こうじでつけたあと焼いてから鍋に入れました。また、三和区の酒かす、自分たちで作ったみそ、妙高市の辛味調味料かんずりを入れて味をつけました。
児童たちがこだわったのがつみれです。郷土食でおなじみのサメの切り身で作りました。鍋は3時間ほどで完成し、さっそく味わいました。
児童
「(サメのつみれ)舌でほぐせる柔かさ。サメの味や出汁が染み出ておいしい」
「(サメの切り身)味は鶏肉に似ているが、さっぱりしておいしい」
児童
「思ったよりもみその味が濃くておいしかった」
「坂口謹一郎博士は知っていたが発酵鍋は知らなかった。私の家では、鍋にサメのつみれを入れたことはなかった。鍋に入れても合うとわかった」
「発酵鍋がこんなにおいしいと思わなかった。初めて食べておいしさを感じられてよかった。住んでいてよかった。家でもこの具材で食べたい」
上越教育大学大学院 光松修平 さん
「自分のいる地域が何が有名なのかを知っておくと、それがほかの県にはない魅力や特徴になる。そこを魅力として発信していけると、上越に行ってみたいと思う。魅力を知るのは大事」
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