2025年02月06日 16:07更新
この冬もっとも強い寒気の影響で、上越地方は4日から断続的に雪が降り、積雪は多いところで2メートルを超えました。6日(木)も各地で除雪作業に追われる人の姿が見られました。
妙高市新井地域の市街地です。市によりますとこの周辺では4日から5日にかけて1メートルを超える雪が降りました。この2日間は山沿いの妙高地域や妙高高原地域を上回る量です。
除雪作業をしていた男性は「月に1回、50センチ降るのは覚悟している。1月から2月は仕方がない。年を取るとおっくうだけどね」と汗をぬぐっていました。
女性は「大変だが流雪溝の水が来れば流せるので助かる。気を付けていることは、ケガをしない、無理をしない、ほどほどにやらなくていいところはしないこと」と話していました。
また、ほかの女性は「除雪するときは声を掛け合うことにしている」と話していました。
除雪作業が本格化したのに合わせ、上越市は雪捨て場を6日から上越大橋付近と船見公園駐車場の2か所に開設しました。今年はこれまで雪が少なかったため、去年と比べおよそ半月遅れです。
このうち上越大橋付近では、荷台に雪を載せたダンプが次々と訪れていました。
各地の積雪は午後4時時点で上越市安塚が215センチ、妙高市関山が188センチ、上越市高田が80センチです。このうち安塚は平年よりも7割ほど多くなっています。
新潟地方気象台によりますと県内は9日日曜日にかけて山沿いを中心に平地でも大雪となる所がある見込みです。
6日(木)午後6時から7日(金)午後6時までに降る雪の量はいずれも多いところで上越の平地で30センチ、山沿いで50センチです。7日(金)午後6時から8日(土)午後6時までが上越の平地で40センチ、山沿いで70センチと予想されています。
新潟県では除雪作業は2人以上でする、やむをえず1人でする場合は家族や近所に声をかける、除雪機に詰まった雪はエンジンを止めてから取り除く、無理をせずこまめに休憩するなどして事故を防ぐよう呼びかけています。
妙高市内の雪捨て場は、妙高地域と妙高高原地域にすでに開設されていて、新井地域は8日(土)の予定です。
また上越市は6日(木)、大雪災害警戒本部を設置し体制を強化しました。
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