2025年01月20日 17:07更新
きょう20日(月)は二十四節気のひとつ「大寒」です。これに合わせ妙高市特産の辛味調味料「かんずり」の原料になるトウガラシの雪さらしが始まりました。
トウガラシの雪さらしは、毎年1年で最も寒いとされる「大寒」の日から始まります。
例年、新井地区にある会社の近くで行っていますが、少雪の影響で初日は3年連続で池の平温泉アルペンブリックスキー場を借りて行われました。
初日の20日は、 「かんずり」を製造する会社の職員3人が、今年収穫して塩漬けされた640キロを雪の上に撒きました。
トウガラシは夏の前に雨が十分に降って順調に育ち、大きいものは長さが30センチほどあります。雪の上に3日から4日さらすことでアクがぬけ、雑味がとれて甘く感じるようになるということです。
会場には、冬の風物詩をカメラに収めようと写真愛好家が集まり、シャッターを切っていました。
またスキー場を訪れた外国人観光客が雪さらしを体験しました。
カナダから観光客
「(雪さらし)見たことも聞いたこともない。トウガラシを投げるのがおもしろい。素晴らしい。一般客も体験できてすごい楽しい」
カナダから観光客
「20年にわたって何回も日本に来ている。特に妙高へ。かんずりはから揚げ、魚、味噌汁、ステーキとなんでも合う。コンビニでかんずりを買ってカナダに持って帰る」
作業は来月いっぱいまで続きます。トウガラシは雪さらしが終わると工場で水洗いし、ユズや塩、米こうじと混ぜ3年から6年熟成させます。
かんずり 東條昭人 社長
「夏前に雨がちょうどよく降り、大きなトウガラシになった。目方があるいいトウガラシ。地元はもちろん、妙高市のお土産として全国に発信していきたい」
なお、かんずり入りの鍋や料理が提供されるキャンペーンが、池の平温泉地区の宿や飲食店およそ20店舗で今月20日から26日までの1週間行われています。また、26日にはトウガラシの雪さらし体験やかんずりが400人限定でもらえるイベントなどが池の平温泉アルペンブリックスキー場で行なわれます。
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