2024年12月25日 17:38更新
人手不足を解消しようと、去年3月に妙高市の複数の事業所が集まって立ち上げた「妙高はねうま複業協同組合」。組合の派遣社員として、様々な仕事を経験してきた県外出身の2人が来年1月から妙高市内で就職、起業することになりました。
「妙高はねうま複業協同組合」は市内の農業や建設業、観光業など10の事業所が加盟し、市外から若者を採用して季節ごとの繁忙期にあわせて人手不足の事業所に人材を派遣しています。派遣を通して様々な仕事を経験してもらい自分にあった仕事を見つけ、市内で就職や起業をしてもらい、定住に繋げることがねらいのひとつです。
人材の派遣を初めてから1年6 か月が経ち、このほど2人が新たな一歩を踏み出すことになりました。
東京都出身 佐藤則昭さん
東京都出身の佐藤則昭さんは来年1月から組合に加盟する市内の建設会社に就職します。
佐藤則昭さん
「今まで建設業で働いてきたのでそのスキルを生かせるところを探した。やったことのない除雪作業も経験したかった」
千葉県出身 魚地優輝さん
千葉県出身の魚地優輝さんは起業して妙高市大谷で民泊を始めます。
魚地優輝さん
「米ファーム斐太や赤倉観光ホテル、山﨑建設に行かせてもらった。来年1月から山﨑建設で家を借りて民泊ができたらと思っている」
24日(火)、2人と組合の関係者が妙高市役所を訪れ、城戸市長に報告しました。
城戸市長
「新しい働き方の中で今回2人が妙高に移住してもらえるのはありがたい」
佐藤さんはこれまでウインタースポーツをしに妙高市に度々訪れていて今年4月、家族6人で東京から妙高市に移住しました。
佐藤則昭さん
「普通に就職で『働かせて下さい』というと気軽には働けない。組合ではそういう事が気軽にできるので良いと思う」
魚地さんは以前から自然に恵まれた地域でサウナ付きの民泊を始めたいと考えていました。
魚地優輝さん
「妙高市には関東にない自然、山があり海も近くにある。庭園という宿をやるけど、自然とサウナはもちろん、1部屋、1部屋こだわりもあるので、そういった所も目で見て感じて楽しんで欲しい」
組合では、今後も積極的に人材を採用し事業所へ派遣し、移住者を増やしたいと考えています。
妙高はねうま複業協同組合 山﨑健太郎 代表理事
「まずは成果が出せたことに安心。1人でも多くの人が移住や定住に対する意識が上がって、組合を通り抜けてくれれば良いと思う」
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