2024年12月17日 16:30更新
イノシシやシカ、クマなど駆除された動物の利活用について学んでいる上越教育大学附属小学校の児童が17日(火)、自分たちで考えたジビエ料理を給食で味わいました。
給食で提供されたのは、イノシシのソーセージが入った春巻きです。
ソーセージには今月上旬、糸魚川市内で捕獲されたイノシシの肉が使われています。メニューを考えたのは上越教育大学附属小学校5年1組の児童です。
児童
「イノシシの肉の食感が感じられておいしい」
「ソーセージの甘みとチーズが合っておいしい。普通の肉とはちょっと違う」
児童は上越地域でイノシシなどの野生動物による農作物被害が増えていることや、イノシシやシカなどを食べる文化がないため、駆除された動物の多くが廃棄されている現状を学んできました。今年10月には糸魚川市で駆除された動物の肉を加工販売している青田徹さん、葉子さん夫婦から話を聞き、実際にイノシシの肉を味わいました。
そのおいしさを知った児童は、ジビエ料理を広めようと、給食のメニューにできないかと考えました。
これまでにイノシシ肉を使ったポトフやラーメンなど8つのメニューを考案し、試食した結果、春巻きが給食で提供されることになりました。
メニューを考えた児童
「みんなが食べやすいように調べて作った」
「ほかのクラスの人にも食べてもらえるのがうれしい」
青田葉子さん
「子どもたちがおいしいと言って食べてくれるのは幸せ。取るだけはなく、消費するまでが当たり前になったらいい」
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