2024年12月16日 18:24更新
いじめや不登校などに悩む児童生徒の相談窓口「KIKASETE(きかせて)」が16日(月)に開設されました。フリースクールやこども食堂の運営などふだんこどもたちの居場所づくりをしている人たちが寄り添います。
相談窓口「KIKASETE」を開設したのは、上越市のフリースクールやこども食堂、現役の教職員など7つの事業者でつくる団体「きみの学び応援団Lapsi-e(ラプシー)」です。
上越市では不登校の児童生徒数が年々増えていて、昨年度は小中学生がおよそ400人、これまでで最も多くなっています。
相談できる内容は不登校をはじめ、いじめ、発達障がい、貧困など子どもに関することで、申し込みは電話やラプシーのホームページから行ないます。
きみの学び応援団ラプシー 山岸優仁 代表
「親御さんは子どもが不登校になったとき、いろいろな悩みを持っていて先が見えない。思いを聞くこと、これからにつながる何かが私たちにできるのではと思った。私たちにできることは『本当の声を聞く』ところにあると思う。悩んでいる人の苦しみをまずは受け止めようと思っている」
相談窓口の開設に先立ち、15日(日)はPRイベントが上越市の高田まちかど交流館で開かれました。中学校の3年間、不登校を経験した高校1年生の女子生徒と母親によるトークショーが行われ、不登校になったきっかけや家庭への影響、そしてどのように不登校を克服したのかを話しました。
参加者
「息子が学校でうまくなじめない部分がある。学校以外で生きやすい場所ができるといいと思って来てみた。行政とかは決まった範囲でしかサポートが受けられない部分もあると思うので、民間の方が幅広い支援があるのかなと思う」
きみの学び応援団ラプシー 山岸優仁 代表
「何か思いを伝えるだけでも気持ちが軽くなるかもしれないので、苦しい思いをしているのであれば私たちは話を気軽に聞いてもらえる存在だと受け止めてもらえたらありがたい」
詳しくは「きみの学び応援団ラプシー」のホームページをご覧ください。
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