2017年11月17日 16:26更新
日本の近代郵便事業の基礎を築いた上越市出身の偉人、前島密の業績をまとめたパネル展が、17日から上越市頸城区で始まった。
このパネル展は地元の人たちでつくる「郷土の偉人“前島密翁”を顕彰する会」が、毎年開いている。これまで高田や直江津で開いてきたが、より多くの人に密の業績を知ってもらおうと今回初めて頸城区で開催した。会場には、密の生涯や業績を紹介する絵画パネルが展示されているほか、ビデオも上映。日本の郵便事業をはじめ、鉄道や陸海運送、新聞社や電話など運輸、通信分野でも日本の近代化におおきな影響を与えた人物像がわかるようになっている。
また、去年50年ぶりにその存在が明らかになった長さ10メートルの密直筆ののぼり旗も特別展示されている。会では、今後も高田や直江津以外でも密のことを知ってもらう活動に力を入れていくことにしている。パネル展は、今月26日までユートピアくびき希望館で開かれている。
なお、前島密翁を顕彰する会では、来年3月に密と上越のつながりをテーマにした講演会も開催する予定だ。
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