2024年10月31日 17:40更新
JAえちご上越管内で、今年生産されたコメの1等米比率は10月29日現在、89.2パーセントだったことが分かりました。これは記録的な猛暑の影響などで、過去最低水準だった去年を大幅に上回り、平年と比べやや高い水準です。
JAえちご上越によりますと、管内では29日までにおよそ9割のコメの品質検査が終わりました。全ての品種をあわせた1等米比率は29日現在、89.2パーセントです。去年の同じ時期は、記録的な猛暑や水不足の影響で、過去最低水準の12.5パーセントだったため、大幅に回復しました。平年と比べても平均の80パーセント前半を上回り、今年はやや高い水準になりました。
品種別ではコシヒカリが91.8パーセントで、去年の6.8パーセントに比べ85ポイント上回りました。
JAでは1等米比率が高くなった理由について、去年の高温障害を受け、農家がイネの生育に合わせて肥料を追加したことや、去年よりも暑さや水不足など天候の影響が少なかったためとしています。
JAえちご上越によりますと、管内のコメの品質検査は11月末まで続くということです。
北陸農政局が今月11日に発表したコメの予想収穫量によりますと、先月25日現在、上越地域の「作況指数」は去年を上回る101で平年並みとなる見込みです。
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