2024年10月15日 15:12更新
衆議院議員選挙が15日(火)公示され、上越市と妙高市を含む新潟5区には、届け出順に、立憲民主党で前職の梅谷守さん、自民党で前職の髙鳥修一さんの2人が立候補しました。物価高騰への対策、政治とカネを巡る問題などを争点に論戦が交わされる見通しです。
上越市と妙高市を含む新潟5区に立候補したのは、届出順に立憲民主党で前職、社民党推薦の梅谷守さんと、自民党で前職、公明党推薦の髙鳥修一さんの2人です。公示日の15日、上越市内で各陣営の出陣式が行われました。
梅谷さんは木田の事務所前でおよそ200人を前に、地方と都市の格差是正や災害対策など5つの政策を訴えました。
梅谷守さん
「物価の上昇に賃金が伴わない。積極財政の方向を切らすことなく、地方の暮らしと経済を守り、中小企業を守る。農業・エネルギーの重要拠点としてこの地域を構成していきたい。皆さんとだったら戦える。そして必ず勝利をつかむ」
また、梅谷さんは今年1月、選挙区内で日本酒を配ったとして公職選挙法違反の疑いで刑事告発されたことについて、支持者に謝罪しました。
梅谷守さん
「私自身の軽率な行動によって、皆さんに迷惑をかけて不安にさせてしまった。本当に申し訳ない。この場をお借りして心からお詫びする」
髙鳥さんは、上越文化会館前でおよそ500人を前に、積極財政や物価高騰対策、行き過ぎた規制改革の見直しなどを主張しました。
髙鳥修一さん
「暮らしの安全を守るために必要な国土強靭化、公共事業に予算をつける。働いて稼ぐことは悪いことではない、税収で国に戻ってくる。強い経済の好循環を作らなければならない。これからも皆さんのため、ふるさとのために働かせてほしい」
今回髙鳥さんは自民党の裏金事件で処分を受け、比例への重複立候補ができません。これに対し髙鳥さんは次のように話しました。
髙鳥修一さん
「私の事務所に544万円の派閥からの還付金があった。これは100パーセント、私を応援する支持者が私にパーティー券を買ってくれたもの。その一部が派閥の指示で不記載になった。いわゆる使途不明金、裏金ではない」
梅谷さんと髙鳥さんが対決するのは、今回で4回目です。前回2021年に旧6区で行われた選挙では、梅谷さんが130票の僅差で初当選しました。また髙鳥さんは、比例代表で復活当選しました。
投開票日は今月27日(日)。期日前投票はあすから26日(土)までです。
今回は小選挙区の区割りが変更されて初めての選挙となります。新たな新潟5区には、旧6区だった上越、妙高、糸魚川、十日町、津南に加え、魚沼、南魚沼、湯沢が入りました。5区の10月14日時点の選挙人名簿登録者数は34万1807人です。
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