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職場体験10周年 今後は小中一貫のキャリア教育を

2017年11月11日 20:03更新

上越市では中学生のキャリア教育の一環で、職場体験学習を行っている。この学習がことしで10年となり、記念のシンポジウムが11日、高田公園オーレンプラザで開かれた。シンポジウムに出席した学校関係者など120人が子どものキャリア教育について考えた。

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11月は「上越市教育を考える市民の月間」で、市ではこれに合わせ、市民の教育への関心を高めるイベントを開催している。シンポジウムはこの催しのひとつで、中学生の職場体験学習が10周年を迎えたことから、これまでの活動を振り返るとともに、今後の職場体験学習やキャリア教育について考えようと開かれた。

登壇したのは中野敏明さん(当時 城北中校長)、三村隆男さん(当時 城北中 スクールカウンセラー)、鬼木英幸さん(当時 教育委員会指導主事)の3人。それぞれの立場から職場体験を始めたときのことを振り返り、中野さんから進路指導について相談された三村さんが職場体験を提案したこと。鬼木さんが事業所へ協力を求めた際のエピソードなどが紹介された。

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このあと3人はそれぞれ今後のキャリア教育について意見を述べた。中野さんは小学生のころから体験学習を行い、それを職場体験学習につなげる小中学校で一貫したキャリア教育を行うことを提案した。

職場体験で生徒を受け入れている企業の男性は「企業の勝手な思いだけで生徒を受け入れるのではなく、教育する側の思いを入れ、そこに企業のスパイスをかけて、より地域のためになるような受け入れを考えないといけない」と話している。

なお、上越市の職場体験学習は12年前に城北・春日の2つの中学校ではじまり、10年前からは市内すべての学校で行われてる。対象は2年生で、これまでに約1万7000人の生徒が参加した。今年度も約1500人が500の事業所で学んでいる。

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会場ではこのほかALTとの交流やプログラミングの体験スペースなどが設けられ、訪れた人たちは教育に対する理解を深めていた。

 

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