2024年09月27日 14:00更新
上越市谷浜・桑取地区の伝統芸能「里神楽」を地元の小中学生が28日(土)谷浜小学校の体育館で披露します。本番を前に26日(木)に最後の練習が行われました。
里神楽を披露するのは谷浜小学校の3~6年生と潮陵中学校の1年生の合わせて10人です。「獅子」「大玉」「海幸」など、7つの演目を先月から練習してきました。
教えているのは地元の宮司やNPO「かみえちご山里ファン倶楽部」で作る伝承会です。
26日(木)は本番前の最後の練習に臨み、体を大きく使うことや視線の位置などを確認しました。
始めて参加する小学5年生
「先輩たちがやっているのを見て僕もやってみようと思った。獅子で口をパクパクさせる時、頭を上げていたら獅子の背中がふくらんでしまう。頭を下げてふくらまないように注意している」
谷浜・桑取地区の里神楽は、五穀豊穣や子孫繁栄を願い、地元の神社の春と秋の例大祭に合わせて奉納される舞です。上越地域に伝わる里神楽の発祥ともいわれています。里神楽は市の文化財として「地域の宝」に認定されていますが、少子高齢化により後継者不足が課題になっています。このため、伝承会では地元の子どもを対象に里神楽を教える取り組みを9年前に始めました。練習に参加する児童のなかには7年間、里神楽を教わっている人もいます。
7年間 里神楽を教わる 小学4年生
「かっこいい伝統ある舞いを引き継いでいきたいと思ったから続けている」
白山神社宮司 岩片克己さん
「子どもたちも含め、里神楽に取り組むことで地域の一体感に繋がる。里神楽を通して地域の活性化になれば。地域を元気にしたい」
里神楽の発表会は28日(土)午後1時30分から谷浜小学校の体育館で行われます。発表会には少年名立太鼓も参加し、演奏を披露します。
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