2024年09月24日 15:51更新
甦る! 命が泳ぐ憩いの場妙高市立妙高小学校の使われなくなった中庭の池に再び生き物がすめるようにしようと、卒業生たちが補修や掃除をしました。掃除や補修をしたのは16年前の2008年に妙高小学校を卒業した7人です。その中心となったのが水槽のメンテナンスなどを手掛ける川上幹太さんです。
川上幹太さんは
「自分の子どもを連れてグラウンドに遊びに来た時に、池があるのに生き物がいないことに気付いた。自分が在校時は、キンギョやメダカが泳いでいて、生き物と触れ合える場所だった」
妙高小学校は今年創立20周年です。中庭にある2つの池は前身の旧関山小学校時代から利用されていて、子どもたちの憩いの場になっていました。今年7月までは、水はなくコケや雑草が生えていました。さらに池のふちはコンクリートのブロックが欠けているところもありました。学校によりますと少なくとも数年前からは使われていないということです。
松本高志 教頭
「長年使われていないので、取り壊そうかと話をしていた。整備しようにも排水もできず、方法も分からず手詰まりだった時に声をかけてもらえた」川上さんたちは自分たちが通っていたころのように再び生き物がすめるようにしようと、7月と8月の2回池の底にたまっていた泥などを取り出し、周りの草を刈りました。さらに壊れていた池のふちなどを直し、コイやメダカを放ちました。
作業に参加した用務員
「驚いた。魚が元気に泳いでいてうれしい。やってよかった」
松本高志 教頭
「魚を入れたことを子どもたちに内緒にしていてもすぐ気付いて報告に来る。喜んでいる」
川上幹太さん
「これまで素通りされていた池だったのに、子どもたちが集まってくるようになったと聞いてやってよかった。将来大人になった時に頭の片隅にでも、池での記憶が残るような思い出の場所になってほしい」学校では、憩いの場としての利用のほか、理科でビオトープを作るなど、池の活用方法を考えていくということです。
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