2024年09月18日 11:38更新

将来、新潟県内の学校の教員になりたいという強い意欲をもつ県内の高校生を対象に早いうちから学びを深めてもらう上越教育大学の「新潟次世代教員養成プログラム」がスタートし、前期プログラムの開校式が上越教育大学で行われました。

このプログラムは県内の教育を担う人材を育てることを目的に、将来県内で教員を目指す高校２年生を対象に上越教育大学が初めて実施するプログラムです。

前期プログラムは募集想定の10人を上回る県内の高校２年生35人が受講します。開校式では上野正人副学長が挨拶で、将来教師をめざす受講生に期待を込めて次のように話しました。

上越教育大学　上野正人副学長
「人を育てることは未来を育てること。将来故郷で活躍する優れた教員になることを期待している」

開校式のあと、第1回の講義としてグループワークが行われ、受講生が理想の教師像について求められる能力や資質について意見を出し合い、グループごとに発表しました。

受講生
「これからの教師像は枠にとらわれない自由な先生。授業内容は体験型の授業やICT教育に強い先生が求められている」

受講生
「理想の教師像が生徒に寄り添うことだった。ほかの人は生徒に夢を持たせることだった。とても参考になり今後生かしていきたい。理想の教師像に少しでも近づけるような活動にしていけると思う」

受講生
「初めて会う人が多かったので緊張した。同じ夢や志を持つ仲間同士頑張りたい」

前期プログラムは来年8月にかけていじめや不登校問題、ICTなどをテーマに全10回の講義が予定されています。前期プログラムを修了した生徒は上越教育大学を受験して合格した後、後期プログラムを受講し教員としての資質や能力を身に付けながら教員を目指します。

上越教育大学 上野正人副学長
「難しいテーマだと考えていたが具体的にビジョンを持っていて驚いた。彼らの夢を高校の時から育ててあげたいということが第一」