2024年09月07日 00:00更新
まちなかをアート作品で飾るなおえつうみまちアート。会場のひとつ無印良品 直江津で絵画やパッケージクラフト作品などの展示が5日(木)から始まりました。会場には大町小学校の児童が訪れ、アート作品を見たり触ったりして楽しみました。
クッキーの空き箱で作られた動物のオブジェ。
ペットボトルなど空き容器で作られた花。
なおえつうみまちアートの会場のひとつ、無印良品直江津できょう(5日)から始まったのは作品展「やってしまった風(かぜ)展」です。会場には、上越市や妙高市、糸魚川市などの作家16人と上越総合技術高校美術部の作品およそ200点が並んでいます。
これは松の枝の剪定に来た庭師の老夫婦の様子を描いた上越市の小林充也さんが描いた日本画です。大きさは縦横2メートルの正方形。「麻紙(まし)」という麻を原料にした和紙に、岩を砕いて作られた「岩絵具」で描かれています。
小林充也さん
「触るとカサカサと紙やすりをなでるような音がする。普通は墨で線を引いたりするが背景と溶け込むように表現している。自分で創意工夫を凝らしている」
ペットボトルや廃材をリサイクルして作品づくりをしているのは上越市の「いたずらや尚(なお)」さんです。尚さんの作品はインスタレーションアートという表現方法で展示する空間全体が作品になっています。作品に触って遊ぶこともできます。
いたずらや尚さん
「重りが入っていてアンバランスになるように起き上がりこぼしみたいなもの。いらなくなったものに生命が宿る。見た人たちにいろいろな思いが伝われば」
初日のきょうは会場に上越市立大町小学校の4年生が見学に訪れていました。児童は、作品を見たり触ったりしながら、楽しんでいました。
児童
「『選択』という絵が心に残った。未来の子ども達の見る空は私たちの選択で変わると書いてあった」
作品展のリーダー 吉田正敏さん
「普通の美術館よりもラフに来てほしい。これはどんな風に作るんだろうなど大人も子供も思ってほしい」
また児童は1階のエルマールイベントホールに展示されている上杉謙信公の逸話が元になった「海を守った龍」も見学しました。作品の龍は諏訪小学校の児童などが描いたもので大きさは縦5.2メートル横2.6メートルです。このほど行われたワークショップでしっぽや荒波が加えられ完成しました。
児童
「いろいろな色を使っていていいと思った」
「(うみまちアート)みんなが楽しめていい」
これらの作品は来週10日(火)まで展示されています。
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