2024年08月27日 18:00更新
全国のスーパーなどでコメが売り切れ、各地でコメ不足が相次いでいます。上越市大道福田にある農産物直売所あるるん畑でも、先月中旬からコメが売り切れ品薄の状態が続いていましたが26日(月)から新米の「つきあかり」が入荷し、店頭に並び始めました。
開店前にできた40人ほどの長い列。買い物客のお目当てはコメです。
買い物客
「(スーパーの)棚にコメがない。これは異常」
「(東京の)娘に頼まれた」
「コメは毎日食べるもの。不足は困る」
去年は記録的な猛暑や水不足の影響でコメが不作となりました。この影響で、全国の小売店などではコメの品薄状態が続き、上越市の農産物直売所あるるん畑でも7月中旬から影響が出始めました。
地元だけでなく、県内外から買い求める客が相次ぎ、量り売りされている玄米のケースは空の状態が続いていました。
また、JAえちご上越が販売しているコメも先週には在庫が底をつき完売しました。
あるるん畑 鳥越香菜子 店長
「私が勤めてから初めて見た光景で、びっくり」
コメ不足の影響が上越でも出始めるなか、あるるん畑にはきのう26日(月)、新米の「つきあかり」が入荷しました。コメ売り場には27日(火)も客が途絶えず、スタッフが手を休めることなく精米作業に追われています。
糸魚川市から購入客
購入客
「糸魚川から。ここへ来ればあると思った。ほかのスーパーへ行ったら、コメ売り場にコメがなかった。買えて安心した」
「希望した品種とは違うが、早く買えた」
新米の入荷が始まったものの、あるるん畑では買占めを控えるよう、購入をひと家族20キロまでに制限して販売しています。
あるるん畑によりますと、品薄が落ち着くのは来月下旬の見通しだということです。
鳥越香菜子 店長
「コメがないことに関して、心苦しい。9月に入ったらコシヒカリも刈り取りが始まり、徐々に増えてくる。慌てなくてもコメがある。おいしいときに、おいしい分だけ買ってもらえれば」
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