2024年08月23日 15:45更新
24日(土)から直江津を舞台にした「なおえつうみまちアート2024」が始まります。会場のひとつ直江津海岸では、作品の設置作業が行われました。
船見公園に接した直江津海岸には、上越の特産品カラーチタンを使った作品と、地元産の杉の丸太を使った2つの作品が設置されました。
このうち丸太の作品は、イベントの実行委員会が中心となった「TEAM UMIMACHI」が手がけました。このチームは、去年も同じ場所で13本の丸太を円形に立て巨大な日時計に見立てたオブジェを作った実績があります。
ことしの作品は、長さ1mから4mの丸太8本を高低差をつけて一直線に並べます。作業には地元の建設会社があたり、重機を使って慎重に進められました。
作品のタイトルは「NAOETSU TO NOTO」。元日の能登半島地震で大きな被害を受けた能登地方と津波の被害を受けた直江津をつなぐ思いがあります。
実行委員会の笠原勇気副委員長は「作品は輪島市の方向を向いている。直江津と能登は北前船以前から交易があった。二つの地域をつなぐ橋と考えている」と作品に寄せる思いを話していました。
この作品は眺めるだけでなく、触ったり登ったりすることもできます。笠原さんは、特に夕方に鑑賞することを勧めています。
笠原さんは「8月31日の夕日はちょうど輪島の方向に沈む。この先に能登があると思いをはせてほしい」と話していました。
「なおえつ うみまちアート2024」は、8月24日から9月16日まで直江津屋台会館やエルマールなどで開催されます。実行委員会では、主な会場で能登半島地震の被災者を支援する募金活動も行うことにしています。
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