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小水力電力の利点を学ぶ 高田高校2年生

2024年08月22日 13:55更新

小規模の水力発電をテーマに学んでいる県立高田高校の2年生が21日(水)、小水力発電施設の建設候補地になっていた上越市板倉区の中江幹線用水路を見学しました。

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高田高校普通科の2年生194人は今年の春からグループごとに環境問題や社会問題などからテーマを選び、理解を深める「探求学習」を進めています。このうち「小水力発電」をテーマに選んだ4人が、上越市長面にある関川水系土地改良区を訪れました。

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生徒は職員から水力発電のうち、規模が小さいものを小水力発電と呼ぶこと。また、メリットは大型の水力発電所と比べ、工事が大がかりでなく環境への影響が少ないこと。一方で、維持管理費などが高く、売った電気だけでは利益を上げにくいため、県内では小水力発電の施設が少ないなどの説明を受けました。

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このあと生徒は、関川水系土地改良区が管理する上越市板倉区戸狩の中江幹線用水路を見学しました。この用水路は平成27年度に農林水産省が計画する小水力発電施設の建設候補地となりました。しかし、その後、年間を通して安定した発電ができないことや建設による採算が合わないことなどを理由に、施設の建設が見送られています。

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2年生
「富山など(水量の)多いところは年中流れている?」

関川水系土地改良区 増村剛 課長
「たぶん農業用だと水利権がある。多い時と少ない時が必ずある」

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2年生
「(小水力発電)エコでメリット(利点)しかなく、最高の発電だと思っていたが、実際見たり聞いたりしていくうちに難しい。裏側が明らかになっていった。小水力発電は実現できたらすごいが、難しい部分も。複雑な発電方法と思った」

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「これができたら小さな発電になるが多く積み重なることによってカーボンニュートラル(温室効果ガスゼロ)優しい環境に一歩近づけると思った」

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関川水系土地改良区 増村剛 課長
「貴重な水資源を発電にも利用していると高校生から勉強してもらうことで一般の皆さんも関心を持ってほしい」

生徒は今回学んだことをまとめ、11月に校内で発表する予定です。

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