2024年08月02日 16:05更新
小学生が選挙の啓発ポスターを作る催しが、2日(金)に上越市浦川原区で開かれました。
この催しは、毎年全国で開かれている明るい選挙啓発ポスターコンクールに多くのこどもたちに応募してもらおうと、上越市の明るい選挙推進協議会と選挙管理委員会が開きました。会場には小学生26人が集まり、投票によって国の将来が決まる仕組みを説明した動画を見た後、市内の中学校で美術を教えている久保田弓子さんの指導を受けながらポスターを作りました。
会場には、過去のコンクールの作品集をはじめ、明るい選挙のイメージキャラクター「めいすいくん」のぬいぐるみや投票箱の実物も持ち込まれ、子どもたちが画用紙に描いていました。
こうした取り組みの背景には、若い人たちの投票率の伸び悩みがあります。今年春におこなわれた上越市議会議員選挙の投票率は全体で52.40%でした。しかし、年齢別でみると18歳の投票率は半分以下の24.97%、19歳にいたっては全ての年代で最も低い17.35%と、若者の選挙離れが著しくなっています。
今回の催しには、子どもたちに早い時期から政治や選挙に関心を持ってもらうねらいもあります。
児童は「投票していない人にポスターを見てもらい、投票してほしい。18になったら投票したい」と話していました。
上越市選挙管理委員会の澤海雄一委員長は「自分たちが幸せに発展する社会にするためにどうすればよいか学ぶきっかけになれば良い」と期待していました。
子どもたちはこの後、自宅でポスターを仕上げ、夏休み明けに学校を通じてコンクールに応募することになっています。
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