2024年07月07日 00:00更新
去年の冬から今年にかけての県内スキー場の入込み状況がこのほど発表されました。県全体の利用者は、前のシーズンと比べて減少しましたが、上越地域は県内で唯一前のシーズンを上回りました。一方で、外国人の利用者は県全体で 前のシーズンのおよそ2倍に増え、過去最高だったことが分かりました。
新潟県が発表したのは、県内48か所のスキー場の去年12月から今年5月までの入込み状況です。県全体の利用客数は少雪や天候不良による営業日数の減少をはじめ、元日に発生した能登半島地震の影響などで、前のシーズンより22万7000人、率にして5.7パーセント少ない373万5000人でした。
このうち上越地域は、外国人利用者が増えたこともあって9万4000人、率にして14.8パーセント多い73万1000人と増加しました。
一方で今シーズンに県内のスキー場を利用した外国人は、過去最高だった前のシーズンのおよそ2倍に近い56万5000人でした。妙高市によりますと市内のスキー場関係者からは「外国人客が間違いなく増えている」といった声が聞かれたということです。
外国人スキー客が増えている理由について県の担当者は、県が進めてきた中国や台湾のインフルエンサーによる魅力発信や、海外の旅行代理店向けのプロモーション、さらに妙高市内での共通リフト券やICゲートの普及を要因として挙げています。
県では今後も海外向けの情報発信に力を入れていくほか、国内向けには子どもに雪の楽しさを知ってもらう取り組みを強化して、将来的にスキーの人口を増加させたい考えです。
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