2024年06月04日 15:30更新

上越市在住の30代男性が、現金およそ3800万円と暗号資産240万円分をだまし取られたことが4日までにわかりました。警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。

警察によりますと、男性は去年12月中旬頃、携帯電話のショートメッセージで女性と知り合い、2週間ほどSNSで交信を重ねました。その後、女性から「私の会社が仮想通貨のトレードで多くの利益を得ている。一緒に投資しよう」と誘われました。信用した男子は、女性に言われるがまま、今年1月初旬ごろから3月下旬頃までの間に、19回にわたって指定された口座に合計でおよそ3800万円を振り込んだということです。また暗号資産、およそ240万円分を指定された先に送り、だまし取られたということです。

男性が投資の利益を出金しようとしたところ、多額の費用を請求されたことから不審に思い、知人などに相談して被害に気付いたということです。

上越警察署管内では去年、いわゆるＳＮＳを使ったロマンス詐欺の被害が3件あり、あわせておよそ840万円をだまし取られています。今年の被害はこれが初めてです。

警察ではロマンス詐欺はオレオレ詐欺などと違い、さまざまな世代が被害に遭っているとして、SNSでの投資話には乗らず、不審に思った場合は身近な人や警察に相談するよう注意を呼びかけています。