2017年10月30日 12:16更新
よみがえる、村の誇り!
頸城区で29日、旧村時代に埋められたタイムカプセルが30年ぶりに掘り起こされた。カプセルは昭和62年、村制施行30周年を記念し、庁舎の中庭に埋められていたものだ。開封は埋設から30年経った今年と決められていた。
堀り起しには、頸城村さいごの村長・関田武雄さん(85)をはじめ、当時の村職員などが立ち会った。
カプセルを開けた瞬間、立ち会った人たちから拍手と歓声がわく。中には、行政文書や母子手帳、地元小学生が描いた絵などがキレイなまま保存されていた。参加者はひとつひとつていねいに封を開け、この写真に写ってるの誰だいね?などと話しながら、当時の村に想いをはせていた。
元・村職員の女性は、資料を読みながら「財政が豊かな村だった。まわりの町村をリードしていた気もするし、今も頸城村を誇りにおもう。」と話していた。
30年前の助役で、上越市合併時の村長・関田武雄さん(85)は、カプセルを埋めた頃は勢いがあったと振りかえり、「その後、人口を1万人まで増やし町制をめざそうとした。合併直前には1万人達成した。残念ながら「町」にならず「市」になったということ。でも、区として市の中心になるんだ!その思いで合併した。だから今も頸城魂は消えず!その思いがある。」と力強く話していた。
カプセルから取り出された品々は、11月2日からはじまる「くびき文化祭」(会場:ユートピアくびき希望館)で一般公開される。
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