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清里区でも田んぼ法面が崩れる被害 市が復旧工事急ぐ

2024年05月16日 18:22更新

上越市清里区の中山間地でも能登半島地震の影響で田んぼの法面が崩れて、土砂が用水路をふさいでいることが15日(水)に分かりました。周辺の田んぼでは来週から田植えが始まる予定で、市では復旧工事を急ぐことにしています。

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上越市清里区青柳です。今週13日(月)に、田んぼの法面が崩れているのを、近くで農作業をしていた人が見つけました。崩れた規模は長さおよそ26メートル、幅およそ12メートル、高さおよそ10メートルです。

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田んぼの所有者 上原一夫さん
「正直、予想はしてなかった。こんな状況になるとは思いもよらなかった」

上原さんは12日(日)、田植えに向けて代かきをしていました。この時、あぜにひびが入っているのを確認していましたが、田植えに大きな影響はないと考えていました。しかし、能登半島地震の影響で田んぼの法面にもひびが入っていたようで、代かきの翌日に降った雨の影響で崩れたと見られています。

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去年の夏、この集落の田んぼは猛暑の影響でひびが入り、あぜが崩れるなど被害が出たため、修復したばかりでした。今回、法面が崩れた田んぼは0.14ヘクタールありますが、水を張ることができません。

田んぼの所有者 上原一夫さん
「(法面の復旧が)6月に入る前に、できれば何とか田植えができると思う。それ以降なら今年の田植えは難しい。20万円~25万円ぐらいの収入減になる」

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さらに心配なのは周辺の田んぼへの影響です。土砂は用水路と市道をふさぎました。用水路は周辺の田んぼに水を供給していて、来週から田植えが始まる予定で、市では土砂を取り除く復旧工事を16日から急ピッチで始めました。

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板倉区総合事務所 名倉浩さん
「この辺りは地滑り防止区域で地滑り対策をとる区域。地盤は強くない。一番影響が出ているのは水路。水路は田植えに支障がないようにすぐに土砂を撤去する。その後、全体の崩落を抑える対策を検討する」

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現在、市道は通行止めになっていますが、う回路があります。市道の土砂の撤去は今後、法面の復旧と合わせて行われることになっています。

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能登半島地震による農業の被害は今月10日までに176件報告されています。

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