2024年05月02日 18:21更新
最大で10連休となる今年のゴールデンウィーク。3日からの連休後半を前に、平日の2日も上越市内では観光客が行楽を楽しむ姿が見られました。
春日山城跡には東京や福島など、各地から観光客が訪れていたほか、地元の高校生が遠足で訪れていました。
観光客
「長岡から。朝、急に決めた。本丸まで行こうと思っている。景色がいいらしいので」
「福島市から来た。(春日山)神社に寄ってから海に行く」
「長野から来た。ここの城跡には初めて。整備してあって回れる。広大な城だとよく分かった」
「東京から来た。この城に来てみたかった。意外と山でびっくり。守りの堅い城だとよく分かって面白かった」
上越観光コンベンション協会は周辺の混雑が予想されるため、6日までの連休中、春日山駅や林泉寺などをまわる無料シャトルバスの利用を呼びかけています。車は埋蔵文化財センターの臨時駐車場を利用して欲しいということです。
一方、上越市立水族博物館うみがたりも多くの家族連れなどでにぎわっていました。
うみがたりではこの連休中だけに見られる展示があります。「ゲンゲ」です。
スズキ目ゲンゲ科の海水魚で多くは冷たい海の底で暮らしています。上越地域では、「ゲンギョ」と呼ばれ名産品にもなっています。展示されているのは、アゴゲンゲ、タナカゲンゲ、クロゲンゲの3種類6匹です。いずれも大きさは20センチから30センチほど、色や模様が異なり、上越近海で水揚げされます。
うみがたりによりますとゲンゲは傷みが早いことから地元以外に生で出回ることはまれで、干物にされて流通するのが一般的だということです。うみがたりでは、生きているゲンゲを多くの人に見てもらおうと、ゲンゲの頭文字「G」と同じゴールデンウィークの期間限定で展示することにしました。
東京から訪れた女性は「初めて知った。ちょっと気持ち悪いかな~。スーパーで並んでいたらちょっと見送るかな。」とちょっと困惑顔。
一方男の子からは「カッコイイ」、「気持ち悪そうだけど、食べたらおいしそう」といった声が聞かれました。
うみがたり飼育担当 鈴木駿平さんは「生きた状態はプルプルしていて柔らかい体。くりくりした目が愛らしいチャームポイント。僕のことを見つめてくるとカワイイと思い世話をしている」と、ゲンゲ愛を語ってくれました。
会場の一画にはゲンギョの塗り絵コーナーも設けられています。子どもたちが描き上げたゲンギョの絵が壁一面に貼られ、大きな群れができていました。
鈴木さんは「ゲンギョはスーパーで売っていることもある。うみがたりのミュージアムショップにも干したゲンギョを販売しているので一度食べてみてほしい。」とPRしていました。
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