2024年04月22日 14:12更新
地域に出向いて、防災に関する指導や助言をする上越市防災アドバイザーの委嘱式が20日(土)に上越市総合体育館で行われました。今年度と来年度は、これまでで最も多い39人が活動します。
防災アドバイザーは防災士の資格を持っています。災害に備える訓練や講習会に参加し、住民に防災に関する指導や助言をします。
この日は新任12人を含む合わせて39人が、市民安全課の星野悟史課長から委嘱状を受け取りました。防災アドバイザーは去年より6人増え、これまでで最も多くなりました。任期は今月1日から2年です。
上越市 市民安全課 星野悟史 課長
「災害の被害を防ぐためには地域での自助共助の取り組みが重要。地域の防災力を高めるために昨年度からアドバイザーを増員。地域の支援に力を入れている」
防災アドバイザーは自主防災組織や町内からの要望に応じて派遣されます。制度は2012年度に作られましたが、その後10年ほど派遣はほとんどありませんでした。しかし全国各地で大雨や地震などの被害が大きくなっていることを受け、派遣は2022年度が6回、昨年度が91回と増えています。市では今年度の派遣は、能登半島地震があったことから防災意識がさらに高まるとみて140回に増えると見込んでいます。
星野悟史 課長
「コロナ禍でなかなか町内会での防災訓練ができなかった状況がある。今年度以降さらに町内会での訓練を促していきたいと思っている。その中で防災アドバイザーも活用していただければ」
市によりますと今月1日現在、市内には町内会が821あり、このうち自主防災組織があるのはおよそ95%の783です。県内20市のうち、6番目と高くなっています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.