2024年04月18日 16:07更新
地震への不安に寄り添いました!
昨年度、妙高市の民生委員・児童委員が相談や支援に関わった件数が2400件を超え、前の年より4割ほど増えていたことが分かりました。理由は能登半島地震の影響で、不安を訴える人が増えたためです。
これは17日(水)に開かれた、妙高市民生委員児童委員協議会の総会で明らかになりました。
民生委員・児童委員は地区から推薦された人が務めるボランティアです。市内では委員89人が、高齢者や障がいがある人、生活に困っている人などの相談に乗り、市や社会福祉協議会などの行政機関につないで、支援を受けられるよう活動しています。また、児童の登下校の見守りもしています。
市によりますと、昨年度委員が相談と支援に関わった件数は2454件でした。前の年と比べ920件増えました
このうち1月は316件で、月の平均数と比べて2倍に増えています。要因は1月1日に発生した能登半島地震です。市内では最大震度5強の揺れを観測しました。
委員は地震のあと、すぐに高齢者などの自宅を訪れて安否確認をしたほか、困ったことがないか相談に乗りました。揺れで不安になり、情報が得られないことで焦る人などが多く、委員は声をかけて手を握り落ち着かせました。
妙高市民生委員児童委員協議会 片所昭夫会長
「地震後すぐに高齢者の家を周った。なかには喜んで泣かれる人もいた。今回の地震で行動力を示してくれたので感謝の言葉をもらえたのだと思う」
総会では地震直後の委員の活動を振り返りました。なかには1人で活動する委員がいたため、改めて自分の安全を最優先すること。活動するときは、町内会や自主防災組織と連携することなどを確認しました。
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