2024年03月30日 06:59更新
かねてからリニューアル工事が進められていた上越市石橋1丁目の「市民いこいの家」が営業を再開しました。温浴施設はなくなりましたが、高齢者の趣味講座や作品展示の場など新たな機能が加わりました。
「市民いこいの家」の温浴施設は、利用者の減少や維持費の増加などから廃止されました。これに伴い機能を充実させるリニューアル工事が1年かけて行われました。
上越市福祉部 近藤洋介係長は「市が進める公の施設再配置で浴場は廃止。あわせて春日山荘も老朽化していたので、趣味の講座をいこいの家に移行した」と説明しています。
「市民いこいの家」には春日山荘から茶道や囲碁、将棋など26の講座が移行されました。このうち水彩画や陶芸など水を使う講座は温浴施設だった場所を使います。
かつての脱衣所や休憩所は、上越市産のスギでつくられたテーブルやイスが並べられ、創作室に生まれ変わりました。
その奥の浴室だった場所では、洗い場にはろくろが並び、粘土の汚れを気にせず創作に打ち込むことができるようになっています。外には陶芸窯も新設されました。
コーラスや民謡、社交ダンスなどは、多目的室や100畳ある大広間などで活動します。多目的室や和室は貸館としての利用も可能です。
また、館内には新たに無料で作品を展示できるコーナーも設けられました。これは直江津小学校にあった「ふれあい館」の機能を移行したものです。
絵画グループ松彩会 池田昌弘代表
「会員は良い場所だと言っている。直江津ふれあい館より大勢の方に見てもらえるのではないか。また来年もここでやれれば」
このほかにもミーテイングや休憩に利用できるフリースペースも3か所用意されています。かかった費用は、あわせて3700万円余りです。
上越市福祉部 近藤洋介係長
「地域の交流、新たな交流、いこいの場として利用してもらえるようリニューアルした。ぜひ利用してください」
市民いこいの家の開館時間は、午前9時から午後6時まで。休館日は日曜日と祝日です。
なお、趣味の講座は随時受講者を受け付けていて、事前の見学もできるそうです。
申込お問い合わは、高齢者支援課まで(TEL025-520-5708)
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