2024年03月26日 16:52更新
食堂や浴場などを完備した上越高校の初めての寮が、人工芝のグラウンドの隣に完成しました。寮は全部で3棟あり、合わせて100人ほどの生徒が生活を送ることができます。
上越高校の新しい寮は人工芝のサッカーグラウンドの西側に完成しました。木造2階建てで3棟あり、合わせて100人ほどの生徒が寮生活を送ることが出来ます。
部屋は3棟合わせて34部屋で、2人部屋と3人部屋があります。
また、ランドリールームには30台の洗濯機が完備されています。
こちらは100人が一度に会することが出来る食堂です。寮生は朝、昼、晩の食事付きでバイキング形式で食事をとります。
寮に入るのは上越高校のサッカー部100人です。サッカー部は今年度、県大会でベスト4、さらに上越勢で初めて北信越リーグへの昇格を決めるなど活躍を続けています。
来年度の部員は総勢およそ130人の見込みで、そのうち県外出身者は8割ほどです。寮生はこれまで学校近くにある5棟のアパートなどに分かれて生活していましたが、新しい寮ができたことで、私生活でもコミュニケーションが取りやすくなります。
2年生(神奈川県出身)
「住みやすそうだと思った。(今まで)洗濯機が1台しかなかった。新しい寮は台数があったので素早く洗濯ができる」
「とてもきれいで美しいと感じた。グラウンドから近い。サッカーも勉強も打ち込みたい」
さらに新しい寮には、練習の疲れを早くとるための工夫もあります。浴場です。2つの浴槽にそれぞれ、お湯と水を溜め、交互に入浴する「交代浴」をできるようにしました。
上越高校サッカー部 藤川祐司 監督
「温かいお湯と冷たい水で交代浴ができる。アスリートにとってコンディション調整がしやすい。けが予防や疲労回復の促進につながるので選手にとってプラス」
このほか、スタッフルームも完備されました。この部屋には放送設備が設置され、寮内にアナウンスできます。
上越高校サッカー部 藤川祐司 監督
「全国的にみても大きな設備の整った寮。サッカーも勉強も自分を高められるいい空間にしたい」
寮生の引っ越しは今月23日から始まっています。また、寮はすべてが完成ではなく1棟は現在工事中で、6月に完成する予定です。
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