2024年03月22日 18:29更新
お帰りなさい、そして、おつかれまでした!
ソチオリンピックスキージャンプ団体で銅メダルを獲得した、妙高高原出身の清水礼留飛さんが22日(金)、妙高市役所を訪れ、現役を引退したことを城戸市長に報告しました。
妙高市役所で100人の職員に拍手で迎えられた清水礼留飛さん。
清水さんは妙高高原出身の30歳。今月16日に現役最後の試合として北海道札幌市で行われた伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイタージャンプ大会に出場しました。結果は2位で、競技人生を締めくくりました。
22日は清水さんが城戸市長のもとを訪れ、現役を引退したことを報告しました。
清水礼留飛さん
「(ソチ五輪後にスタイルを)変えてうまくいかず(以前のスタイルに)戻れなかった。それが一番大きかった。当時とても苦戦した」
城戸市長
「スキーの妙高でメダリストは悲願だった。それを成し遂げた」
清水さんは妙高市立妙高高原中学校の出身で、県立新井高校へ進み、卒業後は雪印メグミルクに入社してスキー競技を続けてきました。2014年のソチオリンピックではスキージャンプ団体の日本代表に選ばれ、妙高市で初めて銅メダルを獲得しました。
しかしメダリストになったあとは結果を残せず、苦しい時期が続いたといいます。そんなときに清水さんを元気づけたのが地元の応援でした。
清水礼留飛さん
「ジャンプ台に行くのも楽しくない。行ってもダメだろうなという時期があった。妙高市民、県民の方々には本当の意味で背中を押してもらえた」
清水さんの父、久之さんも同席し、息子の選手生活をねぎらいました。
清水久之さん
「いつかはこの日が来るだろうと思っていた。礼留飛には長い間ご苦労様という気持ちでいっぱい。礼留飛という名前を付けたので世界の懸け橋になってくれた。自分がやってきたことを子どもたちに教えてほしい」
22日は現役最後の大会に向け、清水さんの母校、妙高高原中学校の生徒が応援メッセージを寄せ書きした旗が手渡されました。
最後に、地元の子どもたちに向けてエールを送りました。
清水礼留飛さん
「勇気を振り絞って一歩を踏み出すことが大事。夢・目標を持つことがジャンプだけに限らず大事だと自分自身実感した」
清水さんは4月から雪印メグミルクの営業として働きます。一方で、スキージャンプは趣味で続けることにしています。また地元でのスキー指導について、今は未定ですが、機会があれば関わりたいと話していました。
清水礼留飛さん
「またいつか会社のスキー部に違う形で戻って来たときに、出来ることを1つひとつこなしたい」
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