2024年03月22日 17:00更新
来年の春に大学や専門学校などを卒業し、上越地域での就職を希望する学生を対象にした合同企業説明会が21日(木)に開かれました。
説明会は来年の春に大学や専門学校を卒業し、就職を希望する学生に上越地域の企業を知ってもらおうと毎年この時期に開かれています。
今年は上越地域に本社や支社がある企業94社と官公庁7団体が参加しました。内訳は建設業28社、製造業29社、飲食や福祉関係などのサービス業が20社などで参加企業は去年より10社ほど増えました。
一方参加した学生は64人で去年より30人ほど減りました。学生は興味のある企業のブースをまわり、説明を聞きながらメモを取っていました。
参加した学生
「IT企業が気になっている。上越市で働きたい。実家から勤めた方が健康問題が安全 助けてもらえる」
「地域に貢献できるような仕事に就きたい。メディアなど情報を発信する仕事に興味がある。新人に寄り添って親身にサポートしてくれる企業がいい」
総合設備業
「初めて参加。少子化で子どもが少ないなか大卒という貴重な人材が必要」
福祉関係
「(従業員の)平均年齢が上がっている。若い人の発想 お年寄りにとって刺激になる。若い人が活躍できるような業界にたくさん入社してくれるとうれしい」
ハローワーク上越によりますと、今年の春上越市と妙高市の大学や専門学校を卒業する学生の就職内定率は1月末現在、84.8パーセントで、そのうち県内に就職する学生はおよそ6割です。近年は、求職者よりも企業の求人数が多い学生の「売り手市場」が続き、優秀な人材を確保しようと、早くから内定を出す企業が増えているということです。
合同説明会を企画した上越雇用促進協議会では、今後説明会の開催の前倒しを検討するほか関東方面に進学した学生にも参加してもらえるよう情報発信を強化していくということです。
上越雇用促進協議会 本山秀樹 会長
「地元を知ってもらう 貢献したいという気持ちを持ってもらうことが必要。企業側も待遇面など改善しながら若者に来てもらえるような企業体質をつくっていかなければ」
企業の求人公開は4月1日(月)から、選考は6月から行われます。
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