2024年03月08日 04:00更新
能登半島地震で被災した中小企業などを支援しようと、復旧の経費として事業者1者あたり最大3億円が補助されることになり、6日(水)に上越市で説明会が開かれました。
説明会は新潟県が県内各地で開いています。このうち上越の会場には個人事業主や事業所の担当者など、およそ80人が参加しました。能登半島地震では上越市や妙高市で最大震度5強が観測され、中小企業などが被害を受けました。
説明会では復旧の費用を補助する「なりわい再建支援事業」が紹介されました。
対象は中小企業や個人事業主で、NPOや法人なども含みます。被災した建物や、機械設備などの復旧費用として、中小企業は費用の4分の3、中堅企業は費用の半分、いずれも最大3億円が国や県から補助されます。さらに上越市内の中小企業や中堅企業は市から最大50万円が補助されます。
説明会には上越市大潟区でイチゴを栽培している「苺の花ことば」の代表、髙橋和樹さんの姿もありました。農園では地震の影響で地盤沈下が起き、ハウス3棟が傾くなどの被害があったということです。
苺の花ことば 髙橋和樹代表
「ハウスが地盤沈下した。棚やハウス自体が歪み凹んだ。(修繕費)200万円以上かかりそう。こういう事業で補助をしてもらえると非常に助かる。収穫で手一杯な中、書類作成の時間をどう作るかが課題。なるべく早めに復旧して来シーズンを迎えられるようにしたい」
申請するには、書類を県の窓口「新潟県産業労働部地域産業振興課」に郵送、または提出する必要があります。締め切りは今月29日です。また2次募集が来月上旬に予定されています。
申請書類は県のホームページからダウンロードできます。
県産業労働部 政策企画員 中村直人さん
「市町村や商工会議所などから事業者の被害状況について声を届けてもらった。書類が多くて1人で書くのは難しいものがある。商工会や商工会議所にフォローをしてもらい支援していきたい」
■問い合せ
県産業労働部 地域産業振興課 ℡025-280-5235
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