2024年02月10日 11:00更新

JCVの生活情報番組「すまいるone」では、2月4日から「上越名物！酒かすラーメン徹底取材」を放送しています。上越の冬の名物「酒かすラーメン」を提供している全16店舗のラーメンを前後編で紹介します。今回は前編で紹介した「王華飯店」「食堂ニューミサ」「菜心」「さっぽろ」の4店舗のラーメンを紹介します。

※番組は上越妙高タウン情報のプレミアム会員でご視聴いただけます。

【王華飯店】

上越市仲町にある「王華飯店」。昔ながらの看板が特徴の高田の町を代表する町中華のお店です。今年の酒かすラーメンは去年好評だった「スパイスキーマラーメン」をバージョンアップして提供しています。

スパイスキーマラーメン　1200円（税込み）

頚城酒造とコラボしたスパイスキーマラーメンは、味噌をベースに20種類以上のスパイスを効かせたオリジナルのカレー餡に上越産の野菜をトッピングした一杯です。去年と比べてパワーアップしたポイントは台湾のスパイス唐揚げ「鶏排（ジーパイ）」をのせててボリュームアップしています。

ジーパイは五香紛(ごこうふん)と呼ばれる中国ではポピュラーなミックススパイスを使った香り高い鶏のから揚げのこと。このジーパイが2枚のっています。

酒かすとスパイスが程よくマッチし、酒粕が苦手な人でもおいしく味わえるのがこのラーメンの魅力です。麺が終わったら、「小ライス（100円）」で本格的なカレーライスをシメとしていただけます。さらに「追いスパイス（50円）」を使うとアジアンテイストが強めの味わいが楽しめます。

発酵のまち上越ならではの酒粕とカレーのマリアージュ。この時期ここでしか味わえない一杯です。

代表  小嶋善大さん
「上越の食材をふんだんに使った中国料理店です。おいしい料理を提供しますので、心も身体もあたたまりに来てください」

【食堂ニューミサ】

上越市中郷区国道18号沿いにある「食堂ニューミサ」。店内は広々120席、地元だけではなく観光客からも愛される食堂です。こちらの酒かすラーメンは「酒かすかんずり Jocobatte（ジョコバッテ）」です。

酒かすかんずり Jocobatte（ジョコバッテ）1400円（税込み）

ベースはミサのみそスープ（太田醸造の白みそ使用）に、隠し味としてマッシュポテト、三年熟成かんずり、鮎正宗酒造しぼりたての酒かすを使いポタージュ状のスープにしています。しあげにはピンク、青、むらさきのわたあめをトッピング。見た目にインパクトがありますが、最後の味付けとして甘みを足すためにわたあめを使っています。

もう一つの気になるポイントはネーミング「jocobatte」。イタリアンかフレンチかと想像させる名前ですが、中郷弁で「かっこつけて」や「しゃれこんで」という意味です。方言を大事にして、もっと中郷を好きになってもらえたらとこの言葉をネーミングに採用したということです。

しっかりと酒かすを感じられるとろとろのスープは、濃厚な味わいの中にピリッとしたかんずりの風味がアクセントに。味覚だけではなく視覚でも楽しめる酒かすラーメンをぜひお試しあれ。

取締役 上田幸子さん
「今年は元日からいろいろありましたが、みなさんの明るい元気で北陸、新潟、上越、妙高を盛り上げていけたらと思います。私たちも頑張っておいしいものをつくります。お待ちしております」

【たんたん麺の店 菜心】

上越市東城町にある「たんたん麺の店 菜心」。10種類以上のタンタンメンが味わえる専門店です。店内はカウンター席とテーブル席、小上がり席があります。こちらで提供されているのが「ローストナッツの担々麺」です。

ローストナッツの担々麺　1000円（税込み）

この酒かすラーメンは、タンタンメンをアレンジした毎月味が変わるローストナッツのタンタンメンです。通常ゴマを使うところ、月替わりの異なるナッツをいれることでフレーバー感や色の違いが楽しめます。これまでにピスタチオ、アーモンドを使用、２月はクルミを使っています。

また、酒かすはペーストになっていて別皿で提供。子どもや苦手な人はお好みで調整できます。ナッツやゴマの風味にラー油の辛さ、そこを邪魔しないように酒かすのおいしさや香りが融合しています。

店長  山口喜実浩さん
「今回の酒かすラーメンに限らず、夏の冷やし担々麺や、坦々つけ麺などいろいろな企画を用意してお待ちしています。みなさんどうぞご利用ください」

【さっぽろ】

上越市頸城区工業団地にある「さっぽろ」。ここでは「酒粕黒ごま味噌」を提供しています。

酒粕黒ごま味噌　1100円（税込み）

スープは地元の雪室熟成味噌と鶏ガラなどを白濁になるまでじっくり煮込んだオリジナルの鶏白湯をベースに、地元の米粉と武蔵野酒造の大吟醸の酒かすを加えて、まろやかでコク深い味わいになっています。とろみがあるので最後まで熱々、体が温まる一杯です。麺はモチモチとした食感が特徴の加水率が高い、自家製多加水麺でスープによく絡みます。

チャーシューは、なごみ豚の肩ロースをじっくり煮込みタレを添えています。このタレは「メイド･イン上越」に認定されている鬼胡椒とオリジナルのしょうゆ麹で作られ、スープに溶かしていただきます。

さらに、黒ゴマと酒かすと秘密の油を混ぜたペーストがトッピングされているので、それを溶きながら食べるとゴマの香りと大吟醸の酒かすの香りが同時に楽しめます。

酒かすだけでなく、地元食材をふんだんに使った一杯。ぜひご賞味あれ。

代表  高木宏実さん
「平日はお仕事関係の方が多いですが、小上がり席もあり、お子様連れ、ファミリー層も多くご来店されます。手打ち麺でスープもタレもすべてオリジナルで作っていて、他店にはない味を提供しています。ぜひ、お立ち寄りください」

※番組は上越妙高タウン情報のプレミアム会員でご視聴いただけます。