上越妙高タウン情報

  • 雪國商店オンラインショップ
  1. 上越妙高タウン情報
  2. ニュース
  3. 日本語に不慣れな外国人に活用呼びかけ「わたしの健康カード」

日本語に不慣れな外国人に活用呼びかけ「わたしの健康カード」

2024年02月04日 16:00更新

1月1日の能登半島地震で、上越市では日本人だけでなく外国人も避難所に身を寄せました。もし外国人がけがをしても日本語がうまく話せないとき、手当をスムーズに受けるのに役立つのが、「わたしの健康カード」です。カードを作ったボランティア団体では、カードを日本人に見せることで治療をスムーズに受けることができるとして、活用してほしいと呼びかけています。

240129_わたしの健康カード

上の写真は、外国人向けに作られた「わたしの健康カード」です。

Still0129_00007

表には名前、連絡先などを書きます。

Still0129_00008

裏には予防接種や手術をしたことがあるか、アレルギーや持病はあるか、そして母国の文化にかかわる宗教や習慣などを書きます。

Still0129_00003 (1)

カードを作ったのは、外国人の通院などに付き添って通訳をしているボランティア団体「じょんなび」の倉辻厚子さんです。

倉辻厚子 さん
「心、文化、ことばの壁により外国人が医療機関にかかるのを遠ざけている。病院へ行き早く治療を受けられないかと思い作成」

Still0129_00009

上越市によりますと、市内に住んでいる外国人の数は昨年末現在およそ2200人です。

Still0129_00004 (1)

1月1日の市内の避難所

1月1日の能登半島地震では、日本人だけでなく外国人も避難所に身を寄せました。倉辻さんは、こうした災害時にけがをした場合、避難先で手当てを受けるときに、日本語をうまく話せなくてもカードを見せることで、問診表を記入する時間が短くなり治療をスムーズに受けることができると話します。また、ふだんの通院などにも役立つとして活用を呼びかけています。

Still0129_00002 (1)

倉辻厚子 さん
「避難所に避難したのは日本人ばかりではない。外国人も一緒に混ざっている。(外国人の通院)実際に通訳で付いて行っているが、アレルギーがひどく近くの病院に1人で行った。受付が(カードを)見つけて採用(参考に)してくれた。よかった」

Still0129_00005 (1)

カードは3年前に作られ、外国人を雇っている企業やイベントを通じておよそ600人に配られています。カードは無料でもらうことができます。場所は、上越市市民プラザ2階国際交流センターと、直江津ショッピングセンターのエルマール2階 無印良品の「まちの保健室」の2か所です。

Still0129_00010

倉辻厚子 さん
「健康保険証と一緒に持って行ってほしい。『健康カードある?』その一言でアレルギーなどを回避できる。会話のきっかけになる。(周りに外国人がいたら)『JOIN 上越国際交流協会へ』と伝えてほしい」

カードの書き方など詳しくは上越国際交流協会のホームページをご覧ください。

この記事が気に入ったら
上越妙高タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でJCV Fan !をフォローしよう!

Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.

ページトップへ戻る