2024年01月09日 18:38更新
能登半島地震の影響で自宅の壁にひびが入ったり屋根の瓦が落ちて壊れるなど、建物の被害を証明する り災証明書の申請の受け付けが先週4日(木)から上越市で始まっています。
上越市では、今月1日(月)の能登半島地震で最大震度5強を観測し、先週5日(金)の時点で建物被害は374件確認されています。り災証明は建物の被害を証明するもので、民間の保険会社に請求する際に必要となる場合があります。
上越市では4日(木)からり災証明書の申請の受け付けが始まり、105件(8日現在)の申請があったということです。9日(火)も被災した市民が市役所木田庁舎の2階、市税総合窓口で発行の手続きをしていました。
「(ブロック塀)花壇のところにひび割れが入っていた。必ずいつか直さないといけない状況。中越沖地震ではほとんど被害はなかった。今回は1番被害が大きい」
り災証明書を発行するには、はじめに市の地震災害対策本部に電話をして被害状況を伝える必要があります。自宅の壁にひびが入ったり屋根の瓦が落ちるなど、住宅が直接被害を受けた場合は市の職員による現地調査が行われます。調査を受けた後、市役所の窓口で申請に必要な申請書や本人確認書類などを提示し、被害状況を説明すると発行されます。住家被害の場合は、現地調査から発行まで1週間ほどかかるということです。
一方、ブロック塀やカーポート屋根など直接住宅とは関係のない被害の場合は現地調査は行われません。市役所窓口で、申請書や本人確認書類被害状況がわかる写真などを提示し、被害状況を説明するとその日に発行されます。
上越市税務課 飯野秀仁 副課長
「(市が現地調査しない)塀や石灯籠が倒れた場合、写真を事前に撮りできればプリントアウトしてほしい。加入している保険会社に聞き(り災証明書)必要に応じて請求してほしい」
り災証明書を申請できるのは、平日午前8時30分から午後5時15分までです。ただし今月13日(土)と14日(日)も同じ時間で受け付けます。場所は上越市役所や各総合事務所です。
市では災害に便乗した詐欺などが起こる可能性もあるとして、修理を依頼する場合はその場ですぐに契約せず、付き合いのある業者などからも見積もりをとるなど慎重に進めるよう呼び掛けています。
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