2017年10月17日 14:15更新
上越市高田のまちの活性化について、関東と地元の大学生が一緒になって意見交換し、アイデアを出し合う「建築トークイン上越2017」が13日から3日間、上越市で開かれた。
写真提供:上越教育大学 吉田昌幸 准教授
この催しは、上越市を舞台に関東で建築を学ぶ大学生が集まり、地方の建築の在り方について議論するもの。9回目の今年は、上越教育大学や長岡造形大学の他、工学院大学、日本大学など、県内外の11の大学から約100人の学生が参加した。
今年は「リ・デザインマップ 高田」というテーマで、高田市街地やその周辺を観光の視点で魅力を引き出す地図づくりを行った。学生は「本町3・4・5丁目」、「寺町」、「北本町・東本町」、「南本町・本町1・2丁目」4つのエリアで8グループをつくり、高田の街を歩いて魅力を探した。
イベント最終日の15日には、市街地の空き家や、空き地を利用して出来ることを発表しあった。
屋台を使った移動式のブックカフェ、写真投稿サイト「インスタグラム」の利用者に向けた撮影スポットづくりの他、レンタサイクルや公衆トイレを設置し、市街地を観光地化するアイデアが出された。また、日本最古の映画館として知られる高田世界館を中心とした映画祭開催などのアイデアもあがっていた。
イベントに講師として参加した上越教育大学の吉田昌幸准教授は「高田を楽しみながらワークショップを開催することができて良かった」と話す一方、「今回出されたアイディアを実際にどう還元するかが課題」とふり返っていた。
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